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みさと の記録 



どこにでもいるような、柴ワンのみさと

三郷(安曇野市)で保護されたので、みさと と名付けました。

保健所から出してきたとき、獣医さんからは

後、半年か一年だね、と言われました。

そんなに年寄だとは思っていなかったので、少し驚きましたが

それから、一年半が過ぎました。 昨日 天国に旅立ちました。

暖かい日差しを受けて、日向で横になって、そのまま・・

寝ているのか死んでいるのか、よく不安になって おなかの動きを確かめたりしていたのですが

そんなことを繰り返している中で・・

気がついたら、彼は動かなくなっていた。

まだ温かく、体もやわらかかったので、さっき逝ったのだろう、と思いました。


保健所から引き取る老犬は、どこか病気だったりするケースも少なくないと思うのですが

彼は、健康優良児。 老犬以外にどこも悪いところがありませんでした。

足が立たなくなって、食べようとしなくなって・・

本当に、これが「老衰」なんだな・・こうやって死んでいくのが自然なんだろうな

と思いました。

立とうと思ってもなかなか立ち上がれないのに苛立ってか、少し鳴いたりしたけれども

苦しそう、とか痛そう、ということはなく・・


きっと、彼も死ぬことに気が付かないまま 魂が抜けていったんじゃないか、と・・

動かなくなった体をするりと抜けて 自由に走り回っているのじゃないかと・・

そんな風に思いました。


いつ逝ってもいいと覚悟している、という状態から長かったので

普段から「 安らかに天国に行ってね 」「苦しまないで逝ってね」と

声をかけていました。 その通りに、逝ってくれました。

飼い主孝行 だな、と思います。

数時間置きに、時間を見ながらおしっこに連れて行きました。

夜はおむつが必須になっていました。

寝たきり、とかになるのかな・・
ずっとおむつをつけてないとだめかな・・ と思っていたけど

思ったよりも早く 逝ってしまいました。


一年半前、彼を保健所から連れ出したのは・・

私の意志ではなかったように思います。

タイミング的に、この子だった、だけでした。


この犬が、迷い犬として収容されたのは おととしの10月。
ナスカンがついていたので、飼い主が出るかとも思いましたが
探してはもらえませんでした。

そのころ、似たような犬が、何頭も保護されていて

弱った老犬は ほとんどが殺処分となっていきました。

それ以前は老犬が譲渡対象とされることもなかったのですが

それでも、生きる機会を与えるべき、という訴えのもと

相当悪い病気でもない限りは、老犬も一旦は譲渡に回すようになってきていました。

七日、にさらに七日、ということです。

だからと言って、老犬をもらおうという人は まずいない。

散歩もしてもらえない、固く冷たい床の上、おしっことウンチと寝るところが同じ・・

そんな保健所に、長く無駄に置いておくのもかえって可哀そうかも・・

そういう葛藤もありました。

(散歩に関しては、休日の当番の時に、たまに出してあげている、と言われてはいましたけど・・)


そのころは、保健所に入ってお世話や散歩なんてさせてもらえなかったけど

犬をただ、見に行っていました。

飼い主探しのポスターを貼る活動をしていたので

それを口実、ということです。 

飼い主を探すんだからどんな犬か見ておきたい、と言って。

時間をとられるから・・と 最初嫌がられてもいたのですけど

そのころは、とても熱意があったので(-_-;)

あーだこーだ言って、犬を見せてもらってました。

今は、なにをあーだこーだ言っていたのか自分でもよく思い出せません。(笑)


まずは、譲渡対象になるべく犬を回してもらうこと

保健所職員が譲渡不可とした犬でも、何とかなると思えたら引き出す

そんな 働きかけをしていました。

いい犬だけを譲渡しよう、というのが そのときの保健所の譲渡の姿勢でありました。

今もそういうところはたくさんあると思います。

貰われてからトラブルが起こるのを避けるため、でもあります。

もっともと言えばもっともですが。


小型犬が威嚇するのは怖いから・・ 

でも、威嚇するからダメ と判定をされていました。

罠にかかったのをとろうとしたところを その人を咬んだ・・・

当たり前ですよね

でも、一度でも人を咬んだら処分、という規定がある

と言って、誰がどう頼んでも助けられなった犬もいました。


殺すのが仕事・・

私が、最初に見た保健所の姿、です。

でも、その前は もっともっと冷酷(私たちから見れば)だったと

長くやっているボランティアさんから 話を聞きました。


堂々と、動物実験用に払い下げていたくらいですから・・

これも、昔を知る人から聞きました。



保健所は、保管場所。 狭い檻にただ入れっぱなし。

死なない程度にエサをやり、死なない程度に水をやる・・・。

水曜日は、トラックが来る日。

犬たちは、引きずられ、押し込まれ・・

安曇野市三郷にある 畜犬管理所に向かいます。

ガス処分機のあるところ。


私が最初に保健所犬舎を見たとき 元気よく吠えている犬がいました

明日処分です、と 職員がほかの人に説明してました。

それは たぶん 持ち込み犬だったと思います。


持ち込み犬は、ほとんど処分が決定されていました。

「不用犬」という 言葉があることも 初めて知りました。


人間が要らない、と言ったら、生きる資格はないのか・・・と

唖然となりました。 その言葉を使っている人は、まだ います。

死語にはなってないのです。


それが、二年前 私が見た保健所の様子です。

でも、彼らは、今まで通りの職務を忠実に遂行してるだけなので

なにも悪意があるわけではありませんでした。

改めて深く考えたりしないだけで。

繰り返される現実に、人はなれていくし、麻痺します。


法律が変わっても、県で立派な推進計画を作っても

現場は昨日と同じことを繰り返していこうとするものです。

公務や公務員の改革は、非常に難しい。

改革を迫られることが、ないからです。


・・・と昔を振り返ってしまいました。
ミサとの話を書こうと思ったのに・・・

続きはまた。











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カテゴリ: 保護犬ミサトのこと

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